1995年、僕が22歳の時に選手として出場したミニツアーで片山晋吾プロと一緒にプレーする機会がありました。1学年上の片山プロはジュニア時代からトップランナーで雲の上の存在でした。スコアは僕が73ストローク、片山プロが71ストロークで2打負けたと記憶しています。また、ラウンド終了後に練習場で一緒に練習し、スイングについていろいろお話したことを今でも鮮明に覚えています。そういった繋がりの中で、有り難いことに片山プロからも指導者としての高い評価を頂き、1996年のサントリーオープンで片山晋吾プロのキャディーをする事になりました。試合でキャディーを務めるのはそれが初めてでしたが、その経験は、僕に素晴らしい出会いをもたらしてくれました。その試合に出場していた米山剛プロや杉本周作プロと話をする機会があり、お二人から、翌年からコーチとしてツアーに帯同する形での依頼を受け、この事がツアーコーチとしてのキャリアのスタートとなりました。1997年当時、まだ日本ツアーに「ツアー帯同コーチ」というバッジがない時代でした。「キャディーでもなく選手の後ろで何か指導している様子だな」という感じに思われていたと思います。スタートして程なく、中嶋常幸プロと知り合いになった事も忘れられないできごとです。中嶋プロとお話させて頂くようになり、その内、「俺の出す宿題をレポートにしてきてくれないか」と毎週のように違った課題(例えばグリップやアドレスについてなど)が出され、それをレポートにして提出しました。そんなことが3か月くらい続いたと思います。ある日、中嶋常幸プロから「俺のコーチをやってもらえないか」と驚くようなお話を頂き、同年、中嶋常幸プロと共にツアーを闘う日々となりました。

駆け出しだった僕にとって、大ベテラン選手のコーチというのは非常に恐縮する部分がありましたが、とにかく我武者羅に頑張りました。そして、中嶋常幸プロのコーチを務めさせて頂いたことがひとつのきっかけとなり、ツアープロコーチという仕事がツアー全体に広まるような雰囲気になっていきました。

そういう意味では中嶋常幸プロとの出会いはとても大きく、日本においてツアープロコーチというものが根付く転機となったと言えるのかもしれません。その流れの中、JGTO(日本ゴルフツアー機構)ツアーと話し合いの場を設けて頂き、「ツアー帯同コーチ」のバッジが出来ました。

現在も、TGAジュニアスクール出身の成田美寿々、穴井詩をはじめ多くの女子プロゴルファーやプロを目指す選手の指導を行っています。

現在のコーチ契約選手は以下の通りです。
成田 美寿々
穴井 詩
武尾 咲希
河野 杏奈
小竹 莉乃
乗富 結
中島 世衣良
ミナミ・レボノウィッチ
飯田 真梨
識西 諭里
大林 奈央
阿部 萌
本 明夏(アマチュア選手)

関連情報

1997年以降、ツアーでコーチ契約を行った選手は以下の通りです。

男子プロ
米山剛プロ
佐藤信人プロ
中嶋常幸プロ
加瀬秀樹プロ
川岸良兼プロ
宮瀬博文プロ
日下部光隆プロ
今野康晴プロ
杉本周作プロ
奥田靖己プロ
佐藤英之プロ
兼本貴司プロ
福澤義光プロ
塚田好宣プロ

女子プロ
吉田弓美子プロ
下川めぐみプロ
木戸愛プロ
片野志保プロ
竹内 美雪プロ